2018年04月06日

院長の戯言

 「不易流行」
「不易流行:言葉の意味は、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しい変化を重ねているものを取り入れていくこと」とある。

 歯科医療は、以前は「痛い、噛めない、話せない」などの訴えに対する治療が主なものであったようである。しかし、現在は、予防を主とした、快適な口腔環境を提供することにシフトしてきたように感じる。
 これに伴い、どんどん新しい技術や材料が保険に取り入れられている。昔、私が大学に勤務していた頃は、セラミックでない前歯の白い歯は保険ではなく私費の治療であった。6万円くらいしたと思う。
 その後、次々と色々な治療や制度が保険に導入されてきた。口腔の疾患が全員へ影響することが科学的にも証明され、先の経済諮問会議でも歯科医療への見直しが提言されたようである。国は歯科医療に対して、これまでと違う方向に舵をきったように感じる。
 「歯科医療はコンビニよりも数が多く、経済が大変だ」との話もよく聞くが、歯科医療のフィールドはどんどん広がっている。これらの新しい治療・技術・制度を一般の歯科医院で取り入れていかなければ、国民のニーズに対応できなくなっている。
 しかし、従来からの知識や技術は大切である。歯の削り方や歯型の取り方など、基礎的な技術がなければ、新しい物は取り入れられない。やはり日々の勉強や研鑽が必要である。
 一方、本質的なものは変えてはいけない。
 やはり、患者さんへの思いであろう。「患者さんと共に、より良い口腔環境を作り、維持し、健康な生活が送れるように・・・」との思いは忘れてはいけないと思う。
posted by HDC at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ★お知らせ